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令和6年度 春光懇話会会員総会

2024年9月2日(月) 於:ホテルニューオータニ「芙蓉の間」

春光懇話会会員会社114社、ならびに地域懇話会より合わせて約230名出席

会長挨拶

 

 
春光会・春光懇話会会長
日立製作所 川村名誉会長
 
 

 川村でございます。本日はご多用のところ、令和6年度春光懇話会総会に多数の方々にご参集賜り、誠にありがとうございます。
 この4月から、ようやくコロナを気にすることの無い新たな年度が始まりました。春光活動としましては昨年の上期あたりはまだ各社とも少し慎重な状況でしたが、昨年下期あたりから、皆さまのご協力により、完全復活と言える状況になってきたと思います。
 さて、昨今の世界情勢を見ますとロシアによるウクライナ侵攻、中東におけるパレスチナ自治区ガザでのハマスとイスラエルの軍事衝突は依然として停戦合意には至らず、引き続き世界経済に大きな影響を及ぼしています。さらに、中国経済の減速、欧州における極右勢力の台頭、そして、この11月のアメリカ大統領選挙など、これらの状況を常に注視し、経営への影響を見極めることが重要となっております。
 また、国内経済においては、各社業績の向上や賃金上昇によりデフレ脱却が視野に入ってきている一方、輸入資源の高騰による物価高、慢性的な人手不足が経営上の大きな課題となっております。
 これら様々な課題がある中で、各社がそれぞれ発展してゆくためには生成AIの活用なども含めたデジタル化の加速が不可欠であります。DXを活用することによる効率化・生産性の向上のみならず、DXを新たなビジネスの創生につなげてゆくことが重要となります。

 
 総会
 
 
 懇親会
 

 先日、春光各社の事例発表会である「全体セミナー」を、「各社のDX・生成AI戦略」と題して実施しましたが、近年にないくらい大変多くの会員の方に出席・聴講していただきました。
 なぜこのようにAIに注力するかといいますと、近代文明が出てきたのは産業革命の後で、ジェームス・ワットが動力革命で蒸気機関を作ったことが第一歩です。核分裂発電、核融合発電や電力貯蔵、バッテリーなどは発展途上であり最終完成形にまだなってはおりませんが、第一次の革命は人間の筋肉労働の何倍もの働きができるものとなりました。第二次産業革命は知覚で、目、耳、鼻などの人間の能力を何倍にもする、テレビ、ラジオ、コンピューター、インターネットなどです。このようにして人間の筋肉や知覚が大きな機械でやれるようになり、では何が残ったのかというと頭です。人間の知能・頭脳の第三次産業革命が今の時代です。特に、我々のように物を作ったり加工したりが多い企業では、第三次すなわち人間の脳を機械に置き換えていくことが重要となり、機械に合わせる上で必要となるのがAIです。AIをどのように今の仕事に取り込み、変えていくかがあらゆる業種で大事になりますので、春光懇話会セミナーも盛況で多くの方の出席をいただけたのだと思います。ぜひともこの春光各社のつながり、人脈を最大限に活用していただき、お互いの情報交換や様々な企業間コラボレーションにつなげていってほしいと思います。
 そのために春光活動では、「社長会」「事業協議会」といった経営幹部の集まりをはじめ、「営業部会」や「総務部長会」など様々な階層での交流を促進する場を用意しています。毎度のことではございますが、本日ご出席の経営幹部の皆さまにおかれましては、これらの活動に積極的に参加し他社の方々との繋がりを持っていただくとともに、部下の方の各会合への参加の働きかけをお願いします。
 本日、この場は春光懇話会の活動に関するものが主ですが、各社長様をはじめとする経営陣には、春光会も含めたご活動・互いの親睦の強化をお願いしております。企業の合併・離散等に伴う資本関係の大きな変更も多々発生する激動の時代に入っておりますが、激動だからこそ各企業間のつながりは以前にも増して重要になっております。各社長さんの間の人的つながりにより、地球規模的事項への対策や、DXを活用した新しい経営など、新しい動きをこの春光会・春光懇話会の活動の中から育むことも皆さまの課題認識の中にしっかりと残りますようお願い申し上げます。

 
 
乾杯
春光会・春光懇話会副会長
ENEOSホールディングス
松下名誉顧問
 
 
 
中締め
春光会幹事・春光懇話会副会長
損害保険ジャパン 西澤顧問
 
 

 さて、本日の総会には、4地域の春光懇話会会長にもご出席を戴いております。遠路にもかかわらず大変ご苦労様です。国内52ヶ所に広がる地域春光懇話会の運営につきましては地域会長の方々のご指導により特徴ある活動を戴いております。また、海外に目を転じますと、28ヶ所の海外春光懇話会も国内以上に活発に交流をされております。ぜひとも、地域ならではの創意を凝らした取り組みにより、さらなる活性化をお願い致します。
 今現在、企業の離合集散が多く今後さらに激しくなることが予想されますが、このような時こそ、資本関係を超えて仲良く人の繋がりを強く持っていただきたいと思います。
 最後になりましたが、本日ご参集の皆様方のご健勝と会員各社のご繁栄をお祈り致しまして、挨拶にかえさせて戴きます。ありがとうございました。


 <春光懇話会総会次第>

―総 会―
1.挨 拶春光会・春光懇話会会長日立製作所
川村名誉会長
2.紹 介 春光会会長日立製作所川村名誉会長
春光会副会長ENEOSホールディングス松下名誉顧問
日産自動車内田社長
春光会幹事三菱HCキャピタル川部特別顧問
損害保険ジャパン西澤顧問
春光懇話会会長日立製作所川村名誉顧問
春光懇話会副会長日立造船古川名誉顧問
ENEOSホールディングス松下名誉顧問
三菱HCキャピタル川部特別顧問
損害保険ジャパン西澤顧問
日産自動車内田社長
春光会新会員損害保険ジャパン石川社長
ENEOSホールディングス宮田社長
ENEOS山口社長
日立造船桑原社長
日産車体冨山社長
ロジスティード西川副社長
NIPPO和田社長
地域春光懇話会会長秋田春光懇話会秋田日産自動車
三浦会長
茨城春光懇話会茨城日産自動車
加藤社長
埼玉春光懇話会UDトラックス
立川関東地域統括責任者
大阪春光懇話会日立造船
谷所相談役
―懇 親 会―
3.乾 杯春光会・春光懇話会副会長ENEOSホールディングス
松下名誉顧問
4.中締め春光会幹事・春光懇話会副会長損害保険ジャパン
西澤顧問


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