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令和2年 春光懇話会賀詞交換会

2020年1月9日(木) 於:ホテルニューオータニ「芙蓉の間」

春光懇話会会員会社130社、ならびに地域懇話会より合わせて約240名出席

ご挨拶

 

 
春光会・春光懇話会会長
日立製作所名誉会長 川村 隆
 
 

 川村でございます。本日はご多用のところ、令和2年度春光懇話会賀詞交換会に多数の方々にご参集賜り、誠にありがとうございます。会員のみなさま方には、各社社員およびご家族ともどもお健やかに新春を迎えられたこと、心よりお喜び申し上げます。

 始めに、昨年を振り返りますと、一昨年に続き災害の多い一年となってしまいました。度重なる台風が東日本を中心に甚大な被害をもたらしました。被害を受けられた地域のみなさま、ならびに企業のみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。世界的な気候変動への対応やその先にあるESG、SDGsの活動をさらに加速させる必要があると改めて感じた次第です。
 ステークホルダーの中に地球環境を含める動きが昨今出てきており、地球環境に対して責任を持つことを明確にするという世の中になってきています。ESGの“E”は地球環境ですし、“S”は社会です。「社会」は元々ステークホルダーのひとつにありますが、さらにいろいろなものが入ってきているということです。SDGsに至っては、17項目ありますが「飢餓からの脱出」「貧困からの脱出」「健康と福祉を受ける」など全てを、企業の活動の中で責任を持ち、さらに明確に取り組んでいくことが必要です。

 世界に目を向けますと、トランプ政権による中国との貿易摩擦やイランへの経済制裁の継続など、米国第一主義の政策により、世界経済の不確実性がますます強まり、中国経済・ドイツ経済の減速や、いまだ不透明な英国のEUからの合意なし離脱など、世界経済への減速懸念が現実のものとなりつつあります。
 国内においても、製造業を中心に各企業の業績への影響が出始めており、予断を許さない状況が続いています。春光グループとしても、目の前の景気動向だけに気を奪われることなく、中長期的な視野に立ち、デジタル化を加速しつつ、グローバルな事業戦略のもと乗り切ってまいりたいと思います。そのためにも春光グループのつながり、人脈、情報を最大限に活用していただきたいと存じます。

 
 賀詞交換
 

 一方で、昨年は明るいニュースも多々ありました。5月には新たな時代、令和元年がスタートし、10月には即位礼正殿の儀が厳かに行われました。また、リチウムイオン電池開発の功績により旭化成名誉フェローの吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されました。そして多くの人々に感動と勇気を与えたラグビーワールドカップでの日本代表の活躍は今も記憶に新しいところです。
 そしてその勢いを受けて、今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。ここにおられます春光懇話会会員企業をはじめ、経済界としても最大限の協力をして、この世界的なイベントを国民全体で成功させてまいりましょう。そして、このイベントが一過性のものとならないよう、各社が創意工夫し、さらなる経済発展につなげていって頂きたいと思います。

 さて本会は、ご承知の通り、会長・副会長・会員会社の役員から構成される「事業協議会」を中核として活動を進めております。春光の活動のメリットとしては、資本関係を持たない企業同士の交流や人脈形成にあります。例えば社外取締役の人選における人脈活用など、企業ガバナンス構築、SDGs、ESGあるいはDX(Digital Transformation)への対応など助けになるのではないかと感じております。
 また、事業協議会の支援活動を行う会として「営業部会」があり、現在、96社が加入、各社の部長クラスを中心にビジネス交流を図っており、各社の事業活動にも少なからず貢献しておるところです。さらに2006年からは若手会が発足、継続的に情報交換・懇親を行っています。

 
地域春光懇話会会長紹介 
 

 会員のみなさま方には、活動の中心である「事業協議会」への積極的な出席を一層進めて頂くとともに、「営業部会」「事務局会」「会報編集委員会」等への積極的参加を幹部のみなさまからも当該部門へ働きかけをお願いしたいと思います。事業協議会での談話の例を申し上げますと、昨年では、再生エネルギーから水素ガスを作り出しメタン合成をするというお話を日立造船から発表いただき、建設機械の予兆検知について日立建機から発表いただきました。また「意外に役立つ社内報」と題し日産車体から、魚の養殖について日本水産から、等々、手法・プロセスの観点で参考になるお話がたくさんありました。
 将来の春光懇話会の隆盛は、言うまでもなく、若い世代が懇話会活動を通じて、本会の理解を深め、担ってゆくことに大きく左右されます。ぜひともこうした想いを共有して頂きたいと思います。

 さて、本日の賀詞交換会には、各地域の春光懇話会会長にもご出席を戴いております。遠路にもかかわらず大変ご苦労様です。国内52か所に広がる地域春光懇話会の運営につきましては地域会長の方々のご指導により特徴ある活動を頂いております。また、海外では、28か所の海外春光懇話会があり国内以上に活発に交流をされております。ぜひとも、地域ならではの創意を凝らした取り組みにより、さらなる活性化をお願いするとともに、各社の地域や海外での事業活動との連携を深めていただきますようお願い致します。

 最後になりましたが、本日ご参集のみなさま方のご健勝と会員各社のご繁栄をお祈り致しまして、新年のご挨拶にかえさせて頂きます。


 <春光懇話会賀詞交換会次第>

1.挨 拶春光会・春光懇話会会長日立製作所
川村名誉会長
2.紹 介 春光会新会員日産自動車内田社長
春光懇話会副会長ニチレイ大谷会長
日立造船古川相談役
地域春光懇話会会長秋田春光懇話会秋田日産自動車
三浦会長
茨城春光懇話会センター電機
三代社長
群馬春光懇話会GNホールディングス
天野会長
埼玉春光懇話会UDトラックス
櫻井VP
千葉春光懇話会福井電機
村杉社長
石川春光懇話会横山商会
横山社長
富山県春光懇話会富山日産自動車
白倉会長
大阪春光懇話会日立造船
谷所会長兼社長
3.各 社 P R
― 賀 詞 交 換 ―
4.乾 杯春光会会員・春光懇話会副会長日立造船
古川相談役
5.中締め春光会幹事・春光懇話会副会長日立キャピタル
三浦相談役
乾杯
春光会会員・春光懇話会副会長
日立造船 古川相談役
 
中締め
春光会幹事・春光懇話会副会長
日立キャピタル 三浦相談役


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