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平成22年春光グループ賀詞交換会


2010年1月8日(金)  於:東京プリンスホテル「プロビデンスホール」
春光懇話会会員会社137社、並びに地域懇話会より合わせて300名出席


会長挨拶(要旨)

春光会会長・春光懇話会会長
日立製作所 金井相談役
 一昨年の未曾有の金融危機から始まった世界同時不況は、各国が協調して行った景気対策の効果もあり、何とか最悪の事態は回避することができました。しかし日本経済は、相対的にみれば金融市場が安定していたにも関らず、世界的な需要急減の影響をまともに受け、先進国の中で最も大きく落ち込む結果になりましたが、昨年後半より在庫の調整などにより、輸出や生産が底を打ち、景気は持ち直しの方向に向かいつつあるようにも見受けられます。
 しかしながら、経済の水準自体は低い状態に留まったままであり、自律的な回復への力強い動きを感じることはできません。 厳しい雇用情勢や設備投資の冷え込みが続く中、急激な円高やデフレスパイラルが更なる不安材料となり、先行きは不透明で予断を許さない状況が続いています。景気の回復は、V字型は言うに及ばず、U字型も難しく、何としても当面、L字型に留まって欲しいと願うところです。
 そうした極めて厳しい経済情勢下、昨年の夏に私たちが政治に求めたのは、政権交代という歴史的な転換でした。これは、国民の大多数が内容はともかく"チェンジ"に期待したとも言えます。新政権には、世界、そして、日本で起こりつつある構造的な変化を見極めながら、ぶれることのない国家の将来像をきちんと描き出し、そこまでの道のりや財源の裏付けなどを踏まえた上で、足下の現実に即した柔軟性のある政策対応に取組んで欲しいと強く願っています。
 私事で恐縮ですが、私が社長になった頃、1990年代初めは、丁度日本のバブルが崩壊し、一方ソ連の崩壊に始まって世界がグローバル大競争の時代に突入し、円は高騰し、日本は高コスト列島といわれ、財政投入か財政再建かでもめ、GDPも伸びず、多くの企業が海外への移転を計画し、失われた十年でありました。その大変化の流れを如何に乗り越えることができるのか、と皆が自問していた時代でありました。
 そうした時に読んだ本に「ビジョナリーカンパニー」という本がありした。1995年に出版された本で、副題が、会社が"時代を超える生存の原則"でありました。有名な本でしたから、お読みになった方も多いと思います。
 ここに居られる春光会会社も長い歴史を持っておられますし、日立も今年で創業100周年となり、大きな節目を迎えます。この本では、世界で50年、100年と繁栄を続けてきた会社を数年かけて調査、分析しています。アメリカのビジネススクール等で語り継がれてきた経営の成功に関しての通説、即ち―― 素晴しいアイデア、ビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者、根本的な変化を促すための社外からのCEOの招聘、利益の追求が最大の目的、――等々、とは異なる教訓が書かれています。 即ち、長い間繁栄してきた会社は、利益追求を直接の最大の目的にするのを超え、時代の流れや環境の変化に左右されることのない、不変の"基本理念"を持つており、それを貫き通しているという事であります。その基本理念を堅持するとともに、全ての分野で変化と前進を強く進めてゆく"進歩への意欲"を持ち、それを組織のすみずみまで浸透させ、それが社員の指針や活力の源泉になっている事であります。そして原点には、時代を超えて長く生き続けられる"卓越した組織作り"に力を注いだ創業者が居り、それを育ててきたその会社の歴史があるという事であります。
 私は、経営者には、変えてはいけないこの基本理念や会社の基本的な姿勢と共に、変えなければならないものを自分で峻別する深い読みが求められている、ということを強く感じました。
 こうして考えてみると、同じような生い立ちをしてきた春光会の各社は、こうしたビジョンをもっている立派な会社ばかりであります。ここでもう一度、思いを新たに、創業の原点に回帰して、その歴史を手繰り寄せ、次の100年を生き抜く優れた組織とするために、改めて、今も変えてはならないもの、今、変えなければならないものを峻別し、会社全体に根付かせる仕組みづくりに取り組んでいく時を迎えていると感じています。
 さて、私ども春光会、春光懇話会の運営につきましては、会員各社の皆様からご理解ご協力を頂いており、改めてお礼申し上げます。申し上げるまでもなく、春光会各社は夫々の分野で活躍をされているわけですが、各社には創業の理念のもとに事業経営を行い、これまでに様々な成功の歴史、問題を克服した歴史など長い歴史をお持ちであります。これらの歴史を各社が互いに尊敬し、勉強していただきながら、お互いに有益な情報交換を積極的に進めれば、必ず各社のお役に立つはずであります。今後、春光グループの皆様が幅広く積極的なかかわりを深めて、お互いの社業発展に繋げていただければ幸いです。
地域春光懇話会会長紹介
 本日の賀詞交換会には、秋田、茨城、群馬、埼玉、千葉、神奈川及び大阪の7地域の春光懇話会会長にも御出席を頂いております。遠路にも拘わらず大変ご苦労様です。全国53か所に広がる地域春光懇話会の運営につきましては地域会長の方々のご指導によりそれぞれ活動して頂いております。ぜひ地域性を踏まえた上でより活性化していただくようお願いを致します。
 また、春光懇話会活動の特徴の一つは、トップから若い層まで活動の幅が広いことです。若い人達のための特徴的な取り組みにファミリークラブがあります。ご承知の通り春光グループの結婚相談所でございます。私は当初、なぜ春光会が結婚相談所をやっているのか不思議でした。あるとき、ここを訪問し、皆さんの話を聞き、また一番相談に来ているのは日立製作所の人間であるなどから、認識を新たにいたしました。
 結婚はプライベートな問題ではありますが、この取り組みに対する関心は高く、会員数も3年前に比べて26%増えているとのことです。社会問題化している少子化の背景に若者の非婚化、晩婚化があり、その理由が「出会いがない」という中、安心できる出会いの提供は、ある意味社会貢献活動と思っております。是非、グループトップの皆様からも社員やご家族の皆様にご推奨いただきたいと願っております。



日産会会長挨拶(要旨)

春光会副会長・日産会会長
新日鉱ホールディングス 野見山相談役
 日産会並びに春光スポーツ倶楽部の運営につきまして、平素から、春光グループの皆様の格別のご協力とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年の利用者数は、台風等の影響で施設の利用ができない日があったこと、新型インフルエンザの影響による大口ユーザー、団体等の利用減もございましたが、9月のシルバーウイーク期間中に大勢の方にご利用いただいたこともあり、前年並みの68,000人に達し、まずまずの運営状況でありました。特に、ゴルフ練習場は利用者が1割増加しました。これは昨年プロゴルフ界において、石川遼選手が大活躍するとともに、男女とも賞金王争いが最終戦まで持込まれるなど、まれに見る熱戦が繰り広げられ、ゴルフがスポーツとして特に注目された事も一因ではなかったかと考えております。
 ここで本日ご来会の皆様に、誠に残念なご報告を申し上げなければなりません。既に関係者の皆様には、ご案内申し上げているところでございますが、当日産会が運営する春光スポーツ倶楽部につきましては、本年3月末日をもちまして、全ての運動施設の運営を終了することとなりました。
 ご承知のとおり、当倶楽部は三鷹市の井の頭公園に隣接する敷地約13,000坪を9人の地主から賃借し、野球場、テニスコート、ゴルフ練習場といった運動施設を会員各企業の福利厚生施設として、一部は一般の方々にも開放し、ご利用いただいてきたわけでございますが、昨年の4月に地主から諸般の事情により、本年3月末日をもって、借地を一括返還してもらいたいとの要請がありました。この要請に対し、会員各社に慎重に協議いただきました結果、大変残念ではありますが、当倶楽部の歴史的な使命は十分に果たし得たと判断し、総意をもって、返還要請を受けることとした次第であります。
 当倶楽部は、会員各社はもとより、社会一般の福祉の増進に資することを目的として、昭和15年に開園されました。以来、約70年間にわたって、会員各社の従業員の方をはじめ、一般社会人、学生等多くの方々にご利用いただいてまいりました。会員の皆様にとって、健康増進やコミュニケーションの場であったとともに、様々な思い出が詰まった倶楽部の歴史に幕を降ろさざるを得ないことは、誠に残念であり、且つ申し訳ないことではございますが、こうした事情をご賢察の上、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 これに伴い、春光スポーツ倶楽部の運営母体であります社団法人日産会につきましては、閉園後約3ヶ月の更地化工事を経て、残余財産の処分を行った後、本年6月末に解散することになります。関係者の皆様の長年にわたるご支援・ご協力に心より御礼申し上げる次第です。
乾杯 春光会副会長
日産自動車 小枝相談役名誉会長
中締め 春光会会員
日立建機 太宰会長
 皆様ご存知のとおり当クラブでは、ゴルフ、スキー、野球、テニス、サッカー等のスポーツを、会員会社対抗競技として実施してまいりました。今後については、会員各社のみならず、春光懇話会等の皆様ともよく相談させていただき、対処して参りたいと存じます。
 残り僅かな期間となりますが、皆様には、各職場或いはご家族連れで、倶楽部にて一汗流していただき、その閉園を盛り上げていただければ、幸いに存じます。



司会 日産会専務理事
ジャパンエナジー 柏木専務
 <春光グループ賀詞交換会次第>
1.挨 拶春光会会長・春光懇話会会長日立製作所 金井相談役
2.挨 拶春光会副会長・日産会会長新日鉱ホールディングス 野見山相談役
3.紹 介 地域春光懇話会
会長
秋田春光懇話会秋田日産自動車 三浦会長
茨城春光懇話会センター電機 三代社長
群馬春光懇話会群馬日産自動車 天野社長
埼玉春光懇話会日産ディーゼル工業 阿部専務
千葉日晶会千葉日産自動車 加藤社長
神奈川春光懇話会日産プリンス神奈川販売 志摩会長
大阪春光懇話会Hitz日立造船 古川社長
― 賀 詞 交 換 ―
4.乾 杯春光会副会長日産自動車 小枝相談役名誉会長
5.中締め春光会会員日立建機 太宰会長
 
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